6月の雇用統計前後のスプレッド

2015年7月26日

MT4業者のスプレッド状況を確認する前にちょっと考えてみてください。

「MT4シストレでのスプレッドは重要な業者選択の材料でしょうか?」

これが重要だということがわからないのでしたら、この記事を読むことでMT4でのシステムトレードにおける大事な要素の一つを知ることができるかもしれません。

 

MT4シストレでのスプレッドは、株式取引での手数料に相当するもので、大変重要です。

しかし、裁量取引とシステムトレード(以下シストレ)では「3つの点」でスプレッド対して注意を払うべきポイントが異なります。

なお、FX業者の中にはスプレッドとは別に手数料を取る業者も存在します(GMOではロスカット手数料等が存在します)が、この記事で取り上げる業者については手数料はスプレッドのみです。

シストレについての説明記事中で説明したようにシストレとは『金融商品の売買を一定のルールで継続的に行う仕組み』です。
このシストレの本質から「3つの点」での違いがうまれてくるのです。
それは、「売買頻度」、「売買タイミング」、「自動売買」の三つです。

A.売買頻度が高い
シストレでは継続的な売買を行うので売買頻度は高くなります。
売買頻度が高いということは支払う手数料の回数が必然的に多くなります。
何度も支払う手数料なのですから、安いに越したことはありません。

B.売買タイミングが不明
シストレでは売買タイミングがわかりません。
意外なことに、自分で作成したロジックであっても、売買タイミングは正確にはわかりません。
これはロジックの内部で複雑な計算を行っていたり、時系列データを計算に利用していたりするからです。
自分で作っていてさえ売買タイミングが分からないのですがからブラックボックスであるロジックでは売買タイミングは見当もつきません。
(慣れてくれば、売買頻度が高いロジックが売買するのをじっと眺めていると法則性がみえてくることもあります)

C.自動売買ゆえスプレッドの拡大を把握できない
シストレは自動売買を継続的に行うものですが、裁量取引とは異なり、自分でマーケットに張り付き監視をしていません。
そのため、売買を実際に行う時に、「今はスプレッドが広いので、取引を差し控えよう!」といった工夫を働かせることができません。
これは自動売買のメリットでもありますが、スプレッド面ではデメリットだともいえます。
中にはこのデメリットを重要視し、「自分がみていられる時しか自動売買ロジックを動かさない」という方もいらっしゃいます。
あるいはMT4のインジケーターが売買シグナルを示している時に「スプレッドが広いので、売買をごく短時間見送る」という半自動半裁量取引でも問題回避が可能です。

 

この3点からMT4FX業者のスプレッドに必要とされる条件を考えてみましょう。
結論からいえば、以下の三つです。

1.スプレッドが狭いこと。
2.原則固定スプレッドであること。
3.イベント時であっても極端なスプレッド拡大を行わないこと。

1,2,3を兼ね備えているMT4のFX業者は意外にも少ないようです。
実はスプレッドの特性は、各種イベント発生時の各社のスプレッド状況を観察することで非常によくわかりますので実際の数字をみてみましょう。

6月の雇用統計時(失業率ともNFPともいいます)のドル円スプレッドでみようしたのですが、レートの動きが小さく各社ともスプレッドが開いていませんでしたので、6/5の朝のデータ(NYC前後)を使用しましょう。


その前に各社の普段の公称スプレッドを確認しておきます。

普段のMT4FX業者スプレッド順位 スプレッド
1.OANDA  0.4銭
2.外為ファイネスト   0.6銭
3.FXトレードフィナンシャル  0.8銭
4.アヴァトレード      1.2銭
5.アリーナFX      1.5銭
6.Forex.com(JP)    1.6銭

 

以下はFX-ONさんのスプレッド比較画面のキャプチャです。(FX-ONさん、いつもありがとうございます。)

FX-ONさんは自動売買関連の役に立つコンテンツをいくつか用意してくれています。いつか別途ご紹介をおこないます。

0605-OANDA.jpg

意外なことに順位は以下のようになります。

イベント時スプレッド順位MT4業者 スプレッド 順位変動
1.FXトレードフィナンシャル 1.8銭 3位から1位
2.アヴァトレード 2.4銭 4位から2位
(~見えない壁~)
3.外為ファイネスト  4.0銭 2位から3位
4.アリーナFX   5.0銭 5位から4位
5.OANDA     6.0銭 1位から5位
6.Forex.com(JP)  7.4銭 6位継続


平均スプレッドでは最も優秀であるはずのOANDAさん(平常時0.4銭)が実はもっとも広いスプレッド(直後の2分間ではスプレッド6銭)を提示しているのがわかります。

FOREX.comさんに至っては平時でもイベント時でも最下位です。大手の老舗業者さんなので、頑張ってもらいたいところですね。
FXカフェでは、外為ファイネスト、アリーナFX、OANDA、Forex.comさんらの今後に期待しています。

結論として、スプレッド観察からお勧めできる業者はFXトレードフィナンシャル(以下FXTF)さんとアヴァトレード(以下AVA)さんでした。

FXTFさんは、1000通貨非対応という弱点があったのですが、7月からいよいよ対応されるようです。

→FXTFさんの口座開設はこちらから

AVAさんは、MT4仕様において国内最強の業者といえる状況になってきています。API公開なども積極的に行っており、手数料無料で、1000通貨、安定感抜群の業者です。

→AVAの口座開設はこちらから

イベント観測  2015年7月26日 23:28:17  [カフェのマスター]

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